1回のライブステージで同じ曲を2回やることって、あまりないと思います。
たとえば、まだ持ち曲が少ないデビューしたてのアーティストが、プロモーションミニライブなどで、「じゃ、最後にもう一度聴いて下さ~い!」なんていうケースはあるかもしれませんが(笑)
しかし、キャリアも長い一流のアーティストに関しては、あまりないケースだと思います。
でも……
思いっきりやっている人がいるんです。
それも「超」がつく一流ミュージシャンです。
はい、エリック・クラプトンです。
(タイトルに書いてありながらも、ここまで引っ張る力技、笑)
何とクラプトン、2001年のツアーで彼の看板曲「レイラ」を1ステージに2回やっているんです。
それも、本編に1回、アンコールで1回ならまだしも、何と本編で2回も!(笑)
そして、そのステージこそ、この日本でのツアー時でのことなんです。
ちなみに、その来日公演の直前のアメリカでの公演での「レイラ」は普通に1回のみです。
つまり、まさに日本でのみ起こった出来事だったんです!
親日家と言われるエリックですが、それと「レイラ」2回やったという事実に関係があるのかは定かではありませんが……。
さすがに……
ただし、2回と言っても、全く同じ感じで2回演奏したわけではありません。
「レイラ」と言えば、90年代初頭にアコースティックブームに火をつけたMTVアンプラグドという番組の企画で、アコースティックバージョンにアレンジされ注目されました。
つまり、1回のステージで、アコースティックバージョンとオリジナルのエレクトリックバージョンを演奏したんです。
私もそのステージを生で体験しましたが、まずアコースティックバージョンのイントロが始まった時に、「あ、今日はオリジナルバージョンはやらないんだな……」と思いました。
が!(笑)
後半でオリジナルの“あの”イントロが流れたときには、まさに「おーっ!」という感じでした。
有名すぎるあの印象的なギターリフに対しての素直な「おーっ!」と、「やるのかよ!」という「おーっ!」のミックスです(笑)
ある意味とても貴重な経験でしたね(笑)