ギターとの向き合い方 体の使い方

いやいや、鳴ってないですから、あなたのギターは!

 

「このギター、ボディが〇〇〇だから、鳴りが違うよ」
「流石、アンプの〇〇〇は抜けがいい」
「〇〇〇のシールド、音が太くなった」

ギターリストやベーシストが集まると、こんな会話がよく聞かれます。

最近では、FacebookやInstagramなどでも、機材自慢の投稿がとにかく多いですね。

本当に分かってます?

いいと思いますよ、そういうお話で盛り上がるのは。

でも、アマチュアの場合、そういう類の話ばかりする人のほとんどが、肝心のギタープレイが全くできていない人ばかり。

あっ、これはあくまでも私の持論ですので(笑)

少なくとも、私の周りはそんな人ばかりです。

「そんなことばっか言ってないで、ちったー練習しろよ!」と言いたくなる(笑)

そういう人は、機材を替えることで音をよくしよう…という発想になっています。

もっと練習して技術の向上を図り、その結果として音がよくなる…という発想がそもそもないのが問題です。

私自身は、あまり機材には興味がないタイプで、誰が言ったか「最高のエフェクターは自分の両手だ!」という詠み人知らずの名言を信奉している硬派な人間(笑)。

冒頭のような発言を聞くと「そんなのいいから練習しましょうよ」と思わず言ってしまう…心の中で(笑)

そもそも、シールド1本1本の違いが分かる「いい耳」を持っている人なんてアマチュアレベルで本当にいるのでしょうかね…

疑わしい…(笑)。

車酔いすると思い込んでいる人に「これ酔い止め。効くよー」と言って、ビタミン剤渡したら、信じ込んで全く酔わなかった…

という、いわゆる”プラシーボ効果”よろしく、憧れのプロと同じシールド!という事実だけで「いい音だ!」と思い込んでいるだけなのではないでしょうかね。

スタートは自分の両手

ギターリストにとっての永遠の命題である「トーン」。
それを自分に求めるのではなく、楽器に求めるのはちょっと違う気がします。

右手の力の入れ具合と抜き具合による絶妙なコントロール。

左手の強靭かつ持久力のあるフィンガリング。

僕自身は、ピッキング時にいかに右手から力をうまく逃がせるか…ということを現在研究しています。

その甲斐あって、少しずつトーンがよくなってきているのを実感しています。

右手と左手の使い方。

それがいかにトーンに反映されるかもっと理解すべきです。

そして、そこを”スタート”にしておかないと、絶対に上手くなることはありません。

断言します。

そして「全ての責任は自分の両手」と肝に銘じてギターライフを楽しみましょう。

他力本願はダメです。

両手のコントロールでいい音を引き出していない限り、機材がどんなにいいものでも絶対に“鳴ったり” ”抜けたり”しませんから!

大切なのはバランスです

いや、いいんですよ…

アマチュアは趣味で楽しんでいるので、何を言おうがやろうが全く問題ありません。

ただ”勘違い”だけは避けた方がいいと思います。

何事もそうですが、やはりバランスが大切。

私は常に”バランスのいい人間でありたい”と思っており、ギターライフにもその考えが反映されるよう意識しています。

日々の研鑽を怠らず、機材についてもそこそこの物を使っている…

それが一番バランスがいいと私は考えています。

安物の廉価版を使いながらも、メチャメチャ上手くて音もいい。

そこまで行けば、もはや神です(笑)

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