体の使い方

かじかんだ指先、どうする? – ギターリストにとって即効性のある“お湯浸け”

 

今回はギターリストにとっての寒さ対策を考えてみたいと思います。

アマチュアギターリストにとって、冬は決して嬉しくない季節ですよね……

寒い外を移動して、いざスタジオに入ってギターを弾こうとしても、指が“かじかんで”いて思うように動いてくれない……

そんな経験をしたことがある方も多いと思います。

思いつく対策方法は数あれど……

まずホッカイロなどを指先に当てるのはどうでしょうか?

私もやったことがあるのですが、あまり効果的とはいい難いと思います。

たしかに、ちょっとは温かく(熱く?)なるのですが、それによって劇的に指が動くようになるということはありません。

やらないよりはマシ……程度でしょうかね。

次に、ひたすらウォームアップのためにメカニカルな運指フレーズを弾くのはどうでしょうか?(恐らくこのケースの方が一番多いのではないでしょうか?)

もう、「なんかのリハビリ?」的な動きで(笑)ひらすら指を動かす。

もちろん、これも何の効果もないとは言いませんが、指が温まるまで時間がかかり過ぎます……

やはり芯から温めないと

そこで、私の一番のおススメは、熱いお湯に指を短時間浸すというやり方です!

もちろんお湯とは水道の蛇口から出るお湯のことで、わざわざやかんで沸かす必要はありません。

今までの経験で、この方法が一番早く確実に指を温めてくれます。

ただし、“熱い”といっても、熱湯はダメですよ!

ふつうに火傷しますから(笑)

水道のお湯をひねって、温かくなり出してから、触っていられなくなるちょっと手前までがベストです(このさじ加減が難しい、笑)

つまり、お湯をひねって、「あ、少し温かくなってきたな」というあたりから指を浸し始めて、我慢できなくなる手前……が私個人的にはいい感じです(笑)

この辺は、個人差があるのであまり無理はしないでくださいね!!
何かあっても保証は一切致しかねますので(笑)

あと、あまり長い時間浸してしまうと、指がフヤフヤにふやけてしまい、弦が押さえられなくなってしまうのでご注意を(笑)

寒い季節、即効性のある“お湯浸け”を試してみてはいかがでしょうか?

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