CDショップの店頭で、ふと目に留まったCDジャケットに購買意欲を掻きたてられて思わず買ってしまう……いわゆる“ジャケ買い”は、よくある話ですよね。
私は、CDの“メンバー買い”を奨めています。
ドラッグみたいなものですね
私は、好きなミュージシャンが一人でも参加している作品であれば、無条件で買ってしまうクセがあり、散財が過ぎると家族に白い目で見られています(笑)
お気に入りのプレーヤーを見つけて、その人の参加作品をどんどんフォローしていくこの方法は、音楽性を拡げるにはもってこいでしょう。
特に、売れっ子のセッションプレーヤーなどは、あちこちにその名前を見ることが出来るので、とてもフォローしきれないケースもあったりしますが……。
音楽ってある種のドラッグみたいなものですよね……一度ハマったら止められないという(笑)
私がハマった2人
私自身、ハマったミュージシャンはたくさんいますが、ギターリストはこのブログの「必聴プレイ!」というカテゴリーでたくさん紹介しているのでそちらをご覧ください。
今回は、あえてギターリスト以外で掘り下げて研究したミュージシャンを紹介します。
まず、過去に一番ハマったのがドラマーのファースト・コールであるSteve Goddです。
言うまでもなく、ジャンルを越えた売れっ子ドラマーゆえ、そのバックカタログの多さはハンパではありません。
私もある程度はフォローしましたが、まだ半分も出来てないかもしれませんが……。
その半分でも、彼の音楽性の幅広さを知るに十分な量です。
そして、もう一人がセッションベーシストのChuck Raineyです。
彼は知る人ぞ知る名セッションベーシストで、アレサ・フランクリンやマーヴィン・ゲイ、はたまたジャクソン5からスティーリー・ダンまで、泣くも黙るその輝かしいセッションマンとしての功績はオンリーワンです。
以上の2人から学んだ最大の点は、やはり“グルーヴ”です。
“グルーヴ”とはなんぞや?ということを実際のプレイを通して学ばせてもらいました。
今回はその“グルーヴ”の神髄を感じることが出来る作品を一つ紹介します。
「Coolin’ ‘N Groovin’」というセッションアルバムで、名うてのセッションマンが集結して繰り出される超一流のグルーヴは唯一無比。(現在は、残念ながら廃盤で中古でしか入手できないそうです……)
ベースは前述のChuck Raineyで、ドラマーにこれまた私が大すきなBernard Purdie大先生!!
ギターはこれまた泣く子も黙る御大David T.Walker。
どうです?聴きたくなってきませんか?(笑)
一流プレーヤーの豊かな音楽性を知れるであろう“メンバー買い”。
気になるプレーヤーがいたら、是非一度お試しください。