理論

音楽理論は必要な時に必要なものを

 

音楽理論……

いざ理論を勉強しようとしても、何から手を付ければいいのか迷うかもしれません。

理論書を1冊購入して、さあやるぞ!と意気込んではみたものの、途中で挫折……

なんて経験あるのではないでしょうか?(私はあります……笑)

途中で続かなくなってしまう理由は、本の構成の悪さや著者の語り口との相性、内容レベルと読者理解度のミスマッチなどいろいろあると思います。

本当に”今”必要なの?

しかし、よくよく考えてみると、途中で投げ出してしまう最大の理由は“その時に必要性が無いから”なのではないでしょうか?

普段、コピー曲しか弾かない人にとって、ダイアトニック・コードを覚える必要性は特にありません。

ギターでアドリブをやらない人が、

「3種類あるマイナー・スケールを完璧に覚えるぞ!」

とか

「チャーチ・モードを制覇するぞ!」

とはなりませんよね。

必要に迫られてないから、「ま、いいか」となってしまう……

しかし、必要性が出てくれば自然と勉強する方向でアクションを起こすと思います。

それが人間の当たり前の行動です。

コピーだけではなく、オリジナル曲も書きたいから、ケーデンスを学びたい……

アドリブのために、さまざまなスケールを知りたいなどなど……

その時は自ら進んで理論書を紐解くのではないでしょうか?

そのようなモチベーションが、学びたいという思いを強力に後押ししてくれるのです。

本当に”全部”必要なの?

とは言え、通常、全ての理論項目が突然必要になるという事態はあまりないと思います。

つまり、数多くある理論の項目を全て覚える必要はないということ。

その人によって必要としている知識は違うからです。

どのみち、さしあたって自分に必要のない知識は、必死に覚えたところで、どうせすぐに忘れてしまいますから……(笑)

その時その時の取捨選択で学んでいくのが自然だと思います。

ただし、もしあなたがオリジナルを創ったり、演奏しなければいけないとすれば、広範な理論的知識があったほうが有利でしょう。

ありきたりなコード進行にひねりを加えるための代理コードの概念や、基本的な転調のセオリーなどなど……。

詳しくは今後紹介していきたいと思いますが、そういった知識は持っていて損はありません。

その時に勉強っしても決して遅くはないと思います!

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