理論

ギターリストこそピアノ(鍵盤楽器)を!

 

みなさんはピアノなどの鍵盤楽器は弾きますか?

私は拙いながらピアノも演奏します。

ビリー・ジョエルやエルトン・ジョン、ベン・フォールズなんかを敬愛していて、彼らの曲をピアノ1本の弾き語りで楽しんでいます。

まぁ、あくまでも弾き語りの伴奏程度なので、派手なソロなんかは弾けませんが(笑)

頭には鍵盤を

ギターリストにとって鍵盤楽器が分かるというのは、とても有利です。

とくに、コードをはじめとした理論は、鍵盤をイメージした方が断然理解しやすいと思います。(あくまでも私は……ですが)

先ほどもいいましたが、私のピアノは歌の伴奏がメインです。

ということは、それはコードを弾くということに他なりません。

ですから、コードというものに対して、私は何の抵抗感もありません。

私はコードを考える時には、いつも頭に鍵盤がイメージとして浮かびます。

それを利用してコードを構築していくのがクセになっており、トライアド(主要3音)程度なら、どのキーのコードでも、鍵盤上の“形”が瞬時に頭に浮かびます。

あとは必要に応じて、7thを付けたり、オーギュメントにしたり、テンションを加えたりと、自在に変形させればいいだけです。

鍵盤の利点を拝借

ギターはフォームで弾く楽器です。

つまり、自分が弾いている音名を特に把握していなくとも、手が“形”を覚えていれば弾けてしまいます。

逆に、ピアノは音名で弾く楽器です。

自分が何の音を弾いているのかがはっきりと分かる楽器です。

ですから、ピアノの鍵盤は、コードを組み立てたり把握したりする上で、ギターのフレットよりも、視覚的に優れていると言えるでしょう。

昔から、バンドで一番理論に通じているのはキーボードというのが、“バンドあるある”ですよね(笑)

鍵盤楽器をお持ちの方なら、あえてギターではなく、鍵盤を使ったコードの勉強という選択肢もありかもしれません。

ギターで学ぶよりも効率的に、しかも数分の一の労力で理解できると思いますよ!

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