リズム

プロとアマギターリストの差はリズムの差!

 

以前、私は自分のリズムの悪さに落ち起こんだ時期がありました。

別に今は自信満々!というわでもないのですが……(汗)

私は、バンドでギターソロを弾く時は、その約8割がアドリブです。

残りの2割は、さまざまな理由から、事前に決めておいたフレーズを弾きます。

例えば、ギターソロの出だしはとても大事です。聴く人を自分の世界に引き込まなくてはいけませんからね。

それと同じくらいに終わりも大切です。グダグダでソロが終わるのは一番カッコ悪いですよね。

ですから、私はソロの出だしと終わりだけは、あらかじめ決めておいたフレーズを弾くことが多いです。

考えるとリズムは崩れる(?)

そんな自分の演奏を細かく分析したところ、その8割のアドリブの時に、リズムの乱れが多発していることが判明しました。

アドリブは瞬時の判断で音を紡ぎだす作業ですから、ちょっとでも頭で考えてしまうとリズムが乱れがちになってしまいます。

私自身まだまだ半人前なので、気を抜くとリズムが崩れてしまい、醜態をさらすこともしばしば……。

そして、ミストーンは絶対に出したくない!という意識で、プレイが委縮してしまい、結果としてリズムの流れを止めてしまう……これも、リズム崩壊の大きな要因になります。

しかし、本当に上手い人は、リズムを優先します!

これは間違いないです。

その結果、ミストーンが出てもおかまいなし。

案外、プロでもライブなどではミストーンを出すものです。

しかし、リズムにきっちりとハマっていれば、むしろそれがカッコよく思えてくるから不思議です。

音は合っているけど、リズムがヨレているプレイと、ミストーンがあっても、リズムが決まっているプレイ、私なら断然後者に軍配を上げます。

そのことに気づいてからは、意識が変わり、どんな練習をするにせよ、リズムを最優先にして散り組むようになりました。

「ギタリスト、音外しても、リズム死守」

この詠み人知らずの格言は、私の座右の銘になています(笑)。

何度も言いますが、プロとアマチュアの最大の差はリズムの良し悪しです。

リズムが外れることがどれだけ恥ずかしいことなのかをプロは知っています。

その事実に気づいただけでも、今日からのみなさんのプレイに違いが出るはずです!

ライバルが気付いていないうちに……

ちょっとリズムを強化するだけで、ライバルとの差別化は簡単に出来てしまいます。

それだけ、アマチュアはおしなべてリズムに無頓着と言ってもいいでしょう。

みなさんがやっている現代音楽は、リズムが命です。

どんなに高価な楽器を使っていても、どんなに指が速く動いても、リズムが悪ければ台無し!

これはもうプレーヤーが背負った宿命です(笑)。

リズム意識に希薄なギターリストに存在価値などありません!(笑)。

もう一度言います。

リズム、リズム、リズムです!(三度言っちゃいましたね……笑)

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