今回は右手のアップとダウンについて考えます。
みなさん、ダウンばかりで、アップがないがしろになっていませんか?
これはカッティング時におけるストローク、単音弾きにおけるピッキングの両方で言えることです。
アップに愛を!
アマチュアは一般的に、このアップに対する意識が低く、適当になっているケースがとても多いです。
その結果、アップの時にリズムが崩れてしまっている人が結構います。
なぜなら、アップで弾いた音が、リズムにハマってないからです。
カッティングにせよ単音弾きにせよ、ウラ拍を弾く時にアップになるパターンが多いと思います。
拍頭のダウンはいいのに、アップがボロボロ……
つまり、ウラ拍が弱くなるのでリズムが死んでしまうのです。
私たちがやっている音楽にとって、“ウラ”は命です。
それが弱いということは、ノリやグルーヴ以前の問題です。
アップが宙に浮いている
今日からはアップを強く意識してギターを弾きましょう!
まず、カッティングの際にはアップに強い意識をおいてストロークしてみてください。
ダウンの振り下ろしはいいのに、アップで戻って来るときに、あいまいな弾き方になっているパターンはとても多いです。
アップがリズム的にどこにもハマっていないのです。
ダウン同様、しっかりした瞬発力のあるカッティングで、リズムにはめてやることを心がけます。
単音弾きに関しても、カッティングと同様、アップを意識して正確にリズムにはめてやるのは勿論ですが、単音弾きの場合、アップとダウンの組み合わせも大事です。
どんなフレーズも規則正しいオルタネートで弾こうとする人がいますが、それはあまりにも無理があります。(それでもいいからオルタネートにこだわる!というMな人ならそれで結構です……笑)
適当に弾くから……
アップとダウンの組み合わせを考えるということは、インサイドピッキングとアウトサイドピッキング、どちらで弾くかを考えるということです。
私は、隣接弦をインサイドピッキングで弾くのが苦手なので、そうならないように、アップとダウンの順番を考えます。
その組み合わせがうまい具合に出来ていないと、リズムの乱れにつながります。
今一度、自分のピッキングの順番を確認・再構築する価値はあると思います。
いずれにせよ、弾くすべての音がリズムに乗って(ハマって)いなければいけません。
それにはまず、アップを見直してみましょう!