アマチュアの弱点はたくさんありますが、今回はコードチェンジの際に注意すべき点をお話しします。
”けじめ”をつけてから次へ
コードチェンジの際によく見られるのが、次のコードに意識が行ってしまい、その直前がおろそかになってしまっているケースです。
例えば、1小節目がCコード、そして2小節目がBmコードという進行があるとします。
その場合、Cコードを1小節目のなかでキチンと処理してやってから、キレイに2小節目の頭からBmを弾きはじめなくてはいけません。
つまり、2小節目のBmに備えて、どの時点で1小節目のCのコードを弾くのを止めるか?ということです。
コードチェンジがある場合、次のコードのギリギリ直前の音符まで弾くのは現実的に無理ですよね。
0コンマ何秒でコードチェンジなんて出来るはずもありませんからね(笑)
特に、次のコードのフォームが難しいケースの時ほど、早めに前のコードを弾くのを止めて、次のコードを押さえに行かなくてはいけません。
つまり、前の小節のどの段階で弾くのを止めて次のコードの準備をしますか?ということです。
そこがあいまいのまま、リズム的に適当になって、うやむやにしたまま次のコードに移っているアマチュアはとても多いです。
曲のテンポや譜割にもよりますが、例えば、前の小節の4拍目を弾いたら次のコードの準備に移る……という感じで、慣れるまでは意識するのがいいでしょう。
無理して、次の小節ぎりぎりまで弾く必要はありません。
多くの人は、例えば4拍目を弾くまではいいのですが、その後に余計なもう1音、どの譜割に当てはまる音なのかがあいまいな1音を弾いてしまう……
そして、そのリズム的に適当な1音に引きずられて、次の小節の第1音目が本来弾かなければいけない位置から外れたものになってしまい、リズムがヨレて行く……
一人の時には要注意
バンドではドラムなどガイドとなる他のパートがいるので、何とか“帳尻”を合わせられますが、一人の弾き語りの場合、そのズレがコードチェンジの数の分だけ積もり積もって、全体的にどんどん前倒しに、もしくはモタってきてしまうというケースが起こります。
しかし、本人はそれに気づいていない……(笑)
意識するクセをつければ、自然にできるようになるので、それまではコードチェンジの際にはちょっと意識してみてください。