体の使い方

体の使い方は十人十色 – 個性を大切にするギターリストになろう

 

ギター雑誌や教則本などで“ギターの構え方”など、写真を用いて体の使い方を指南する本がありますよね。

あとは“カッティングにおける右手の振り方”というお題目で、右手を振る時の角度などをこと細かく教えている……

あれって意味あるのでしょうか?

私は全く意味がないと考えます。

余計なお世話です

だって、何をするにせよ、体の使い方は人によって全然違うはずですよね?

ある人にとっては理にかなった体の動かし方でも、別の人にとってはすごく不自然でやりにくい……

それなのに、全てを画一的に「ああしろ、こうしろ」と説くのはおかしい。

ある教則本では、古今東西の一流プレーヤーのピックの握り方を数種類のパターンに分けて、そのどれかでやりましょう!といった乱暴な教えをしているものさえあるんですよ!

本当に驚かされるばかりです。

ピックの握り方なんて……余計なお世話ですよね!(笑)

逆立ちして弾いてもいいんですよ!

極端な話、ギターなんて逆立ちして弾いても、ちゃんと弾けるのであればOKなんですよ。

ピックなんて薬指と小指で挟んだ状態で弾いても、本人がそれで何の違和感もなく普通に弾けるのであれば、それでOKなんですよ(笑)。(まぁ、そんな人見たことはないですが ……笑)

確かに理想的な体の使い方というのはあると思います。

しかし、それは絶対ではないし、万人に適応されるものではないと思います。

必死で弾いていれば、体の使い方はおのずと定着してくるものです。

それがあなたに合った弾き方なのです。

海外の一流でも、信じられないような体の使い方で弾いているプレーヤーが沢山いますよね。

それが個性というものです。

メジャーリーグの野球を観ていても、日本では考えられないようなワイルドなフォームで打席に立っている選手がいますよね。

それが個性です。

以前もお話しした“脱力”が最低限ちゃんとできていれば、どんなフォームでも構わないのではないでしょうか。

人に勧められた根拠のないフォームに従って弾こうとしても、それを意識するあまりガチガチになって逆に力が入ってしまったら、何の意味もありません。

型にはまらない、自分だけのやり方を見つけましょう。

それがあなたの個性につながります!

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