ギターとの向き合い方

アンプなしは危険です③ – アンプなしのギター練習を考える

 

2回にわたってアンプなしでのギター練習はデメリットばかり!という衝撃的な(?)提言をしました。
アンプなしは危険です① – アンプなしの練習を考える
アンプなしは危険です② – アンプなしの練習を考える

なんだかんだと2回も引っ張りましたが(笑)、「じゃあ、アンプが持てない環境のギターリストはどうすればいいんだよ!」というツッコミが聞こえるので、今回はその答えをお伝えしましょう。

ズバリいいます

もしアンプが使えないのなら、アンプを使った状態を想定した弾き方をすればいいのです!

アンプがなくても、アンプを使って音を出している感覚をイメージして弾くクセをつければいいのです。

「なんだ、もっと画期的なやり方があるのかと思ったら……」などと言わないでくださいね(笑)

私はこれ以上、画期的な方法はないと断言します!

具体的には、小さな音で弾くようにしてやるのです。

言い換えれば、今以上に柔らかいピッキングで弾いてやるのです。

アンプがないことにより、自分の音が聴き取りづらくなり、必要以上に強く弾いてしまう……その結果、強弱のない表現力に乏しい演奏になってしまう。

しかし、アンプを通した場合は、必要以上に強く弾かなくても音は聴こえるので、柔らかいピッキングで十分。

ですから、アンプがない状態でも常に柔らかい弾き方を心がけていれば、いざアンプを通したときに感じる違和感はかなり軽減できるはずです。



小さな音で十分

柔らかい弾き方は、小さな音で弾くことにつながります。
(以下3記事参照ください)
小さな音で弾けますか?① – 表現力アップのコツ
小さな音で弾けますか?② – 表現力アップのコツ
たまには薄いピックを – ギターリストの脱力を考える

最初から小さな音で弾くクセを付けていれば、その音を基準に、ピアニッシモ(小さい音)、フォルテッシモ(大きい音)のどちらも表現できます。

しかし、強く弾くのがクセになっていると、それ以上ピアニッシモを弾く余地が少なくなり、結果として盛り上がるべきところで、盛り上がれない……という結末になってしまいます。

最終目標は、アンプを通さない生音で、ピアニッシモからフォルテッシモまでが表現できるようになることです。

私自身、家族が寝静まった夜の練習では、アンプは使えません。生音でどこまで表現できるか、日々研鑽しています。

もう一度いいます。

アンプがない時は、「ちょっと小さいかな……」くらいの音で弾いてあげて丁度いいです。

小さな音で弾くということは、必然的に柔らかなピッキングになります。

それが体の脱力にもつながりますので、いいことづくめですよ!!

スポンサーリンク

-ギターとの向き合い方

執筆者:

関連記事

ギターが本当に上手くなりたい人が持つべきマインド

  「ギターが上手い」とは何をもって「上手い」というのでしょうか? 華麗な速弾きが出来ることが上手い? キレキレでファンキーなカッティング? 百人いれば百通りの見解があるでしょう。 少なくと …

アンプなしは危険です① – アンプなしのギター練習を考える

  みなさんはお家での練習の時にアンプをお使いですか? 日本の住宅事情を考えると、誰でも気軽にアンプを鳴らせる環境とはいい難いでしょう。 その昔、アメリカに行ったときに、知り合いとバンドを組 …

ギターのコピーにかなり使える! – スピードを自在に変更できるPCソフト

  以前、コピーに欠かせないアイテムとして【ACアダプター付】TASCAM/タスカム CD-GT2 ギタートレーナーをご紹介しました。 (関連記事は↓↓で) ギターは通勤電車で上手くなる!ギ …

ギターリストなら洋楽はマストです!

  みなさん、洋楽派ですか? それとも邦楽派ですか? 対バンライブなどで一緒になったギターリストに聞いてみると、普段聞く音楽は邦楽ばかりで、師と仰ぐギターリストも日本人ギターリスト……という …

アンプなしは危険です② – アンプなしのギター練習を考える

  前回に引き続き、今回もアンプを通さない練習の危険性を考えましょう。 (「アンプなしは危険です① – アンプなしの練習を考える」参照) 日本の住宅事情を考えると、アンプを使って …