2回にわたってアンプなしでのギター練習はデメリットばかり!という衝撃的な(?)提言をしました。
アンプなしは危険です① – アンプなしの練習を考える
アンプなしは危険です② – アンプなしの練習を考える
なんだかんだと2回も引っ張りましたが(笑)、「じゃあ、アンプが持てない環境のギターリストはどうすればいいんだよ!」というツッコミが聞こえるので、今回はその答えをお伝えしましょう。
ズバリいいます
もしアンプが使えないのなら、アンプを使った状態を想定した弾き方をすればいいのです!
アンプがなくても、アンプを使って音を出している感覚をイメージして弾くクセをつければいいのです。
「なんだ、もっと画期的なやり方があるのかと思ったら……」などと言わないでくださいね(笑)
私はこれ以上、画期的な方法はないと断言します!
具体的には、小さな音で弾くようにしてやるのです。
言い換えれば、今以上に柔らかいピッキングで弾いてやるのです。
アンプがないことにより、自分の音が聴き取りづらくなり、必要以上に強く弾いてしまう……その結果、強弱のない表現力に乏しい演奏になってしまう。
しかし、アンプを通した場合は、必要以上に強く弾かなくても音は聴こえるので、柔らかいピッキングで十分。
ですから、アンプがない状態でも常に柔らかい弾き方を心がけていれば、いざアンプを通したときに感じる違和感はかなり軽減できるはずです。
小さな音で十分
柔らかい弾き方は、小さな音で弾くことにつながります。
(以下3記事参照ください)
小さな音で弾けますか?① – 表現力アップのコツ
小さな音で弾けますか?② – 表現力アップのコツ
たまには薄いピックを – ギターリストの脱力を考える
最初から小さな音で弾くクセを付けていれば、その音を基準に、ピアニッシモ(小さい音)、フォルテッシモ(大きい音)のどちらも表現できます。
しかし、強く弾くのがクセになっていると、それ以上ピアニッシモを弾く余地が少なくなり、結果として盛り上がるべきところで、盛り上がれない……という結末になってしまいます。
最終目標は、アンプを通さない生音で、ピアニッシモからフォルテッシモまでが表現できるようになることです。
私自身、家族が寝静まった夜の練習では、アンプは使えません。生音でどこまで表現できるか、日々研鑽しています。
もう一度いいます。
アンプがない時は、「ちょっと小さいかな……」くらいの音で弾いてあげて丁度いいです。
小さな音で弾くということは、必然的に柔らかなピッキングになります。
それが体の脱力にもつながりますので、いいことづくめですよ!!